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「孤立しても1か月は自力で乗り越えられる備えが必要」=読売新聞 [雑談]

本日の読売夕刊に興味深い記事がでていました。

宮城県石巻市の養護老人ホーム「万生園」は、東日本大震災の際にも混乱なく、被災後も平常時と変わらない生活を送ったのだそうです。その秘密は食料、燃料の十分な備蓄。

多くの高齢者施設が寒さや食料不足で苦しむ中で、万生園は「自家発電はもちろん、30キログラム入りの米が15袋、屋上の貯水タンクには計50トンの飲料水が常備されていた」。

入所者は約90人なので、一人約5キロの米です。小野さんという施設長さんは「非常時にはだれも助けてくれない。たとえ孤立しても1か月は自力で乗り越えられるだけの備えが必要だと考えていた」とコメントしています。

このほか、軽油、薪ストーブ用の薪、アルコールでお湯が沸かせる装置などが備えられていたのだそうです。

国が促進している「最低3日間」に準拠するのではなく、自分の頭で判断して「1か月」を備蓄しているところが、素晴らしいです。自己責任を貫くというのは、こういうことだと思います。

いま、気象庁で地震の際に津波の高さを予報するのをやめる検討を始めています。予想される高さを聞いて、「たいしたことはない」と安心して逃げなかった人が、逃げ遅れたケースが多数あったためです。

学者の中には、危険度の目安を教えると想定外のことが起きた時に対応できないからかえって危ない、という人もいます。国の「最低3日間」という家庭備蓄の目安も、「3日分で足りなくなった」場合のリスクを増幅しているのかも知れません。

 

 

 

 


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