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東京23区、130万人避難先なし(読売新聞) [雑談]

2月2日の読売新聞夕刊1面に、興味深い記事がでていました。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120202-OYT1T00613.htm

当ブログでも解説している首都直下地震の避難所不足についてです。

詳しくは記事を読んでいただければいいのですが、要は東京23区で

①住民のための避難所が27万人分足りない 

②帰宅困難者まで含めると130万人分の避難所が足りない

ということです。

本来、避難所は住民向けで、帰宅困難者のためのものではないわけですが、実際に東日本大震災の時には、行き場を失った困難者が住民向けの避難所に駆け込んだケースが相次ぎました。

130万人が行き場を失ったら、そりゃ、避難所にも押し寄せますよね。そのとき、帰宅困難者を排除するのか、仲間に入れるのかは、個々の避難所が判断せざるを得なくなります。避難所では自治が原則なので、結局、住民同士が話し合うことになるのですが、地域のつながりが薄い地域では、だれがどう物事を決めていくのかが難しい。食料等の分配も、うまく機能しないかもしれません。

そういうわけで、首都直下地震が起きたら、避難所よりも自宅にいるのが安全です。ただ、そのためには自宅が倒壊したり焼失したりしないだけでは十分ではありません。

食料と水、熱源の確保が最低限必要になります。

自宅が無事でも水が出ないと避難所で暮らさざるを得なくなるのは、http://foodstock.blog.so-net.ne.jp/2011-09-14に記した通りです。 だから、食料備蓄と併せて、水と熱源の確保も考える必要があります。

 


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